〇子供の教育について

我が家には、小学3年生の子供がいる。そのために私でも多少は子供の友達の親と交流がある。

そこでいつも教育に関して疑問に感じることがある。まぁ妻の我が子への教育に関しても同様のことを感じるが。

親は子供に勉強しろと言うが、親は勉強しているのだろうか?

私からすれば、社会人の方が勉強が必要だと思う。どうも子供にだけ勉強しろという姿勢に疑問を感じる。

子供に勉強しろと言って、親はスマホを触っている。

そもそも親の役割は、勉強を強いるのではなく、なぜ勉強が必要か教えるのが親の役目だと思う。

もう既に勉強だけできる人材が活躍できる時代は終わった。例えば、漢字などはGoogleで検索すれば1秒で出てくる。私からすれば歴史など趣味の世界の話で、それを覚えたところで学校の成績が良くなるだけで、社会に出てからは役に立たない。

ただ、なりたい職種があり、そのために大学に行かないといけなくて、大学に行くために、社会に出て、それを覚えていることに価値が無い漢字や歴史を暗記するのはやむを得ないと思う。社会の構造がそうなっている以上、決められたルールで勝負しなければならない。

社会の仕組みを教えるのが親の役割であり、その役割を理解した上で、勉強するか他のことに時間を使うかは子供自らが決めることだと思う。

なぜなら勉強することのリスクも存在するからだ。例えば、友達と遊ばず、勉強ばかりしている子は、遊びの中で培われるコミュニケーション能力、リーダーシップ、協調性を得る機会を失っているからだ。

社会に出たときに、歴史を覚えている人材とコミュニケーション能力がある人材、どちらが活躍するだろうか?

大半の親がただ勉強をしていい学校に入れば、良い人生を歩めると勘違いしている。そして、子供の成果をまるで自分の成果のように考えているため、子供にのみ勉強を強いるのだろう。

自分に誇れるものが無い親は、私の子供は頭が良いと自慢したいのだろう。

これは家庭内で子供が経済的に自立していな状況なら成立するが、職場で上司が部下にのみ仕事のための勉強や資格勉強を強いていたら、どの部下も言うことを聞かないだろう。

私は最近、社会人としてスキルアップするため、英語の勉強をしている。そして、子供に英語に興味があれば一緒にやらないかと誘っている。

勉強はあくまで目標達成のための手段で、勉強すること自体が目標ではない。

親は、子供に社会の仕組みを教えて、そして自らが子供に目標達成のために努力している姿を見せて、あとは子供が判断することだと思う。

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